
Interview
代表インタビュー
※不動産クラウドサービス
「いえらぶ」の取材記事の抜粋です。
(2016年5月 いえらぶサイトより)
不動産相続に特化した専門家 アセット東京株式会社
従来のやり方に限界を感じた中で見出した不動産相続事業
現在の会社を立ち上げたきっかけを教えてください。
小林:私は今年で不動産業について30年を迎えますが、およそ7~8年前から従来の不動産取引業に限界を感じてきていました。賃貸仲介や賃貸管理を進めていた丁度その頃から相続の相談を受けるようになってきて、今後の需要の伸びを見越して、「これは相続支援に特化すべきだな」と考えました。 相続の問題は相続財産が現金のみであれば事前対策はあまり必要なく、ご支援も比較的容易なのですが、財産の中に不動産がある場合には周到な準備が必要となることが多いのです。また、不動産は会社経営者の場合の自社株と合わせて評価が難しく、専門家に任せないと相続対策はほぼ不可能ではないでしょうか。そう言った意味で、不動産業として従来の売買取引だけでなく相続支援は必要だと思い始めました。
それで立ち上げたのが、現在のコンサル部門ということでしょうか?
小林:最初は不動産業の役員として売買仲介業務に携わる傍ら、あんしん相続支援センターという一般社団法人を横浜で開設し、不動産業+あんしん相続支援センターで相続に関するセミナーや相談会を行っていました。 その後、相談が増えていくのに伴って、もっと積極的に本腰をいれて取り組む必要性を感じて、元々いた東京に仕事場所を移して会社を創り、同時にあんしん相続支援センターを移管してきたという感じです。横浜時代に店舗があった菊名には何社か大手の不動産会社がありましたが、大手と同じことをやっていても仕方ない、中小企業として独自性を出さなくてはいけないという時に、賃貸のオーナー様から相続についてのご相談を受ける機会が多かったんです。それをきっかけに相続というものを学びました。やはり不動産と相続は切っても切れない関係なのでお話できるようにならないとだめですし、またそこにビジネスチャンスがあるのかなとも考えました。

相続に関するご相談をされるお客様は、
どういったきっかけで来られるのですか?
小林:ご紹介が多いですね。ただご紹介といっても、一般的なご紹介とは少し違うかもしれません。例えば賃貸専門にやっている不動産会社さんは、たくさんのオーナー様を抱えてアパート・マンションの管理をしている分、相続対策の要望がかなり上がってくるんです。でも実際に相続が発生して売却しなければいけない場合、オーナー様は何十年も管理を任せていたその会社ではなく、街中にある有名どころの大手の不動産会社に任せるケースも結構あるんですね。何故かというと、何十年も付き合っていてもその不動産会社とは「賃貸の管理」として付き合っているという認識がオーナー様の中にあるからなんです。そう認識する背景には、その不動産会社が日々の管理というか入居者の管理をして、空室になったらそれを埋める営業しかしてないからです。そこで私達がそういった不動産会社様へ赴き、「そちらのオーナー様達を集めて下さい。私達がそこで相続対策セミナーを行い、相続対策の必要性をお話します」とご提案するんです。セミナーでは、前もって古い建物を取り壊して建て替えることによって税金の評価も下がり、それで相続税も安くなるという提案などを行います。
そういったきっかけがあるんですね。
